試されているのかもな

仕事である研修会の進行を行う。役目と言えば役目なのだが、どうやら試されているらしい。時間どおりの進行も一つの仕事だが、司会と名前が付いていながら、これは結局アンカーマンなのだ。ただ、進められればいいというものではなく、そこに止揚するフィールドを生み出すことに価値がある。苦手な分野ではないが、これまで以上にコンパクトに適切に時節を得た投げかけと展開が必要になる。
うまくやった方だろう。指導者がワークショップにしてくれたのも大きな要素。ボクだけが内容を知っていたので、その分ゆとりがあった。上司には少しだけ褒めていただいたが、むしろ、勉強させたいただいた。コンベンショナルな方法論でしっかりと仕上げることの方がずいぶん難しい。h
その仕事が終わったあと、ある先輩の講演に。よく似たような経歴をお持ちの方なのだが、その矜持の一端を聞かせていただいた。もっと傲慢な人だと思っていたが、意外に共通項というか似た空気を感じた。先生が五箇山出身で、ボクが細川嘉六と同郷という違いくらいか。
明後日、ちょっと講師を頼まれていたのだが、いい刺激になる。ボクはあんな風に話せるだろうか。