WBC

オリンピックで書くのを忘れていた野球である。
WBCのおかげで少しシーズンが早く始まった。本気のイチローを見る久しぶりの機会である。モチベーションの高いというと安直なことばなので、高邁なるベースボールを志向する選手の姿は必ずや何かを変えてくれる。
さすがに上原は意識が高いし、イチローの存在感は強烈だ。松井が辞退したことで、このチームはイチローのチームになっている。そういうものがどんなベースボールになっていくのか楽しみである。西岡や青木なんかが何を見つけるのか、そんな期待も大きい。
最後になっても、加藤の前で転倒者が出て中断したのが痛かったなどとほざいているスピードスケートなど、所詮その程度のスポーツで、世界的にはマイナーもいいところ。松坂が今ひとつボールに馴染みがないあたりに彼が抱え込んだ曖昧さが見えるようで、スピードスケートのコメントに通底するものを感じてしまった。
さっき気付いたが、フィンランドに金メダルがない。これは事件です。