憲法記念日

どちらかと言えば、護憲派。公権力を抑止する装置として憲法を機能させるべきだと考えている。それゆえ、昨今の権力を操りやすいような改憲議論にはいささか懸念が強い。
教育基本法の改正についても愛国心の議論が起きているが、改正案には「生涯学習」と「家庭教育」が条項として盛り込まれた。その適用についてはまたひと議論あるのだろうと思うが、国が教育を司るのではなく、人が学ぶことを基軸に据えた教育の在り方を問いかけるものとして、新しい時代への意志を示すものとなって欲しい。とすると、今国会では、時間が足りない。また、愛国心についても、今書いたように視点の転換が求められている。権力の側からは抑制的に、市民からは開放的に。法律はそうした性格をもつと考えているのだけど、今は多くが逆だな。