百間滑

町内のハイキングで立山山麓の滝を見に行った。目的地のある歩きは楽しい。百間滑と龍神の滝を目指す。
立山家族旅行村を登り切ると、川沿いに林道に入る。このあたりは、2000年国体のクロスカントリースキーコースになっていて、大会役員をしていたときのことを思いだした。このエリアのケビンが宿舎で山小屋暮らしの風情を楽しんだ。深い雪の夜は美しかった。朝4時起き。5時に歩いて10分の食堂で朝食。そのまま、会場準備。8時には会場ができて、そのまま9時のスタートまで待機。午後4時頃、競技終了。リザルト確定まで待つ。午後7時、夕食を食べてケビンに戻る。あとは、雪山の散策。このままどこかで動けなくなったら誰にも気付かれずに死ぬだろうなという感じの佇まい。長い夜に本を読みまくった。あのとき、FF式ファンヒーターがあったが、ナショナル製だったかもしれない。今となればどれもこれも懐かしい。
林道はつづら折りに続く。熊鈴とラジオをならし、話し込みながらの行程。熊はでなかったが、カモシカが出た。つがいもいて、フレンドリーに佇んでいた。林道を離れると山道。ここは、大品山まで続く登山道の途中。立山杉とブナが出てきたあたりで、百間滑。きれいな滑滝である。時間の関係で足の弱いものはここで引き返す。健脚は龍神の滝まで一気に走り込む。
急ぎ足で、極楽坂スキー場の昼食場まで戻る。途中、彼女の要請で、葛のつるを採集。
約2時間半。軽く汗を流して宴会になる。