ホンダの白人っぽさが嫌だったんだな

帰りの車の中でふと気付いた。
ボクは、小さい頃からホンダが大好きだった。N360やZはとてもお気に入りで、1300クーペも好きだったし、バモスなどはいよいよこういうクルマに乗らなくてはと思わせた。実際にステアリングを握れるような年齢になってからは、あのノーベル賞の田中さんのお兄さんから145クーペを入手しかけたこともあったし、CRXに乗りたかった。今でも、オレンジのシビックRSなら乗りたいとも思う。
うちの大家さんは、ホンダが好きで、S2000に乗っている。以前は、デルソルやフェンダーミラーのシティ・ターボ2なんかにも乗っておられた。うらやましい限りなのだが、どうも今ホンダに乗りたいという思いが高ぶらないのはどうしてだろうと思っていた。
いや、アコードやインスパイア、シビックはとてもいいクルマだと思う。だが、この気分はどうしてだろうと思っていたんだ。
どうやらそれはホンダのCMにありそうなのだ。白人っぽさとでもいうのか、急にそんな気がしてきた。あれに辟易しているんだな、きっと。白人が出てきて、何かそれっぽいしゃべり方をして。欧米か!に近い嫌悪感なのかな。
もったいない。CMでそんな風に見られるのは。いいCMもあるんだよ。日本GP前のF1に絡んだものは実にかっこいい。だけど、例えば、今のステップワゴンやオデッセイのCM。白人が踊りながら車内に滑り込む。白人のシンクロチームが車内で踊る。ニューヨーク(らしい)町並みを走るミニバン。白い服でキーを取り合う若い男女のグループ。あれで、あのクルマにしようと決めるなら、きっとその人はボクと飲みに行けまい。と思ったら、けっこうボクの周りにはホンダが多いことに気付いた。
うーん、やっぱりボクがおかしいか。