新しい憲法のはなし
憲法議論のなかでこの本を思い出した。
昭和22年5月3日に施行された日本国憲法を子どもたちにしっかりと伝えようと文部省が作成し、昭和22年8月に上梓したもの。当時は、中学生の教科書として使われたという。
本物を持っていたのだが、いつかどこかにやってしまったらしい。復刻を持っていたので改めて読んでみた。以前もそんな気がしたんだったが、あの戦争からどうやって立ち上がろうかというなかで、物も金もないが、思想はある。みんなでこの国を立ち上げ、未来を創るのだという思いが伝わってくる。今は、物も金もあって、人もいるのに思想がない。意志が薄弱である。
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これが、現在の学校でそれほど扱われていないことが不思議でならない。たしか、6年生あたりで勉強するはずなんだけど、どうなっているかな。