トヨタ

帰宅中、とろくさいクルマだと思うと大抵トヨタ車だったりする。半分がトヨタのクルマなのでそれはそうなんだろうが、どうも今時そういう運転するかと思って腹立たしくなってしまう。今日も、カローラ、その前が、ファンカーゴ。蝸牛のごとき加速と、土竜のごとき迷走ぶりである。たぶん、マニュアルミッション。ぼこぼこ揺れる。
Yahoo!のF1関係の記事を見ていたら、例の鈴鹿と富士のコメントがあって、多くの人は富士でF1が開催されることに、というよりも、鈴鹿から剥がされるように持っていかれるような有様に憤怒の様子なのだが、それが、トヨタ対ホンダのような図式になっていて、1200件のコメントを全部に目を通した。
こんなところかな。

  1. F1を最初に開催したのは富士なので、いわば原点回帰。
  2. 富士は東京から近いので有り難い。
  3. 鈴鹿は狭いので、広い富士の方がいい。

1番目は、77年と78年の開催のこと。ほんと感激した。日の丸F1も走ったし、何と言っても6輪タイレルとJPSロータス。高ぶりました。近所の模型屋のショーケースに並んだタミヤのプラモが欲しくて欲しくて。無論、その後の「グランプリの鷹」の8輪F1と逢瀬すず子さんはかなりのご贔屓となった。すず子さんの声は、小山まみさんで、今もってファンである。逢瀬(おうせ)というのがいいじゃないか。すず子は「鈴鹿」であると思っているし。
2番目は東京の人がよく言う。「日帰り温泉」なんていうテレビの紹介番組も結局東京中心。まず、ナンセンス。
3番目はそうかもしれない。しかし、鈴鹿はクラシックコース。モナコなどと同じと考えたい。フェンウェイパークグリーンモンスターはインチキだと言う人がいないのと同じこと。
こういう意見もあったけれど、おもしろいのは、鈴鹿=ホンダ、富士=トヨタと見て、トヨタの体質が嫌いだとする意見の多いこと、多いこと。みんなトヨタの節操なさが嫌いと見た。いや、節操ない全体主義、網羅主義が嫌いな人がトヨタも気に入らないというところだろうか。
なかに変なのがあって、日本人はブランド好きだからトヨタが好きと書いている人があって、そうかトヨタブランドかと初めて気付いた。ミズノ、ダイワ、ドコモ、ナショナルなど業界の最大手はブランドと見ていないボクに気付いて苦笑した。