防衛省発足

どうしてこのタイミングに省にならなくてはならないのかと思ったのだが、先の大戦を「省みる」ためだろうと茶化してみる。
それだったら、憲法改正という意志を国民にはっきりと問いかけた上で組織を構成すべきであろう。それが、行政府なのだろうと思う。
今、行政とは何かがわかりにくくなっている。その権限だけが突出していて、法との関係が見えにくくなっている。
そういえば、うちの町内で町内会長を代えて欲しいと役場に直訴した人がいた。町内会というのが行政の下部組織であるとの認識がそこに現れている。昨日書いた成人式にしてもそうだ。行政が認める認めないに関わらず成人するわけで、法律上の「成人」としての扱いと、どう「大人」と認めるかは全く次元の異なる問題。ゆえに、夕張市が成人式に金を使おうが使うまいが行政としてはサービスの低下などと卑下してはならないのだ。むしろ、法律に従って着々と行政を進めることを誇りにすべきであり、仮に、それが公務員の謹厳実直的な揶揄につながっても公務員とはそもそもそんなものだと開き直ればいいのだ。
で、仕事がないのに、防衛省になったのは、三越の包み紙がローソンの袋よりも立派と思っている人のなれの果てか。