スノーシュー・新川牧場

朝から何だかリズムがおかしい日だったので、そういうものの調子を変えたいと、先週と同じ、新川牧場へ、今日も再び。町内会長夫妻も誘った。Mさんところは、朝になってからだったので、様子も決まっていないこともあり声をかけなかった。(そういうときに、不思議なものだが、町中で出くわす。今度、ちゃんと誘おう)
今日は一面の雪。正面で20センチ、裏手に入ると40センチくらいかな。それでも、気温が低かったので、わりに軽く踏みごたえも悪くない。Mooハウスから先を歩く。目的地は、上の牧場の通称「展望台」。
ボクは走り出したいのを堪えて、町内会長さんご夫妻のペースで歩く。今年、本格的に始められたので、まだまだ服装や装備が慣れておられないので、発汗対策や体の動きそのものに不具合もあるだろう。ふと雪のなかを動くものがあって目を向けるとタヌキ。雪の中で動いているのは初めて見た。犬みたいだな。可愛らしいものだ。
上の牧場の一番下にあるカーブミラーのところまでくると、絶景。朝日岳、白馬岳、僧ヶ岳といった県東部の名山が揃っている。手前の低山とのバランス、そして、広がる日本海の風景もパノラマに彩りを与える。
ここからはゆったりとした高原状。山を眺めながら、展望台まで歩く。スキーのあとがあり、展望台下の「スキー場」で遊んだ様子がある。スキーのあとはそのまま鋲ヶ岳の方向へと向かっている。
「これが、展望台?」町内会長さんが言う。
そうなんだ、ただのコンクリートの台座。風が吹き上げる場所だ。窪地の日溜まりに移動して紅茶を飲む。11時を過ぎると風が収まり、日差しが暖かくなってきた。春だな。これは確かに2月の山。
きっと、きっと、いい2月になるはずだよ。
そんなこと思いながら下ってきた。下るにつれ、いよいよ春めいてきた。
さて、これまで新川牧場の「上の牧場」などといい加減に呼んできたが、「富山県山名録」による、「山伏平」の呼称を用いることにする。417.6mの三角点があるらしいが、積雪期以外に行ったことがないので見たことがない。山伏平の項目を書く新田川雅好氏によれば、周辺には、大平、中大平、北平などの地名があるという。新川牧場にはそうした地名も含んだエリアマップの作成を期待したい。割りにいいマップ持っているんだから。

富山県山名録

富山県山名録