春の大祭

宮当番が当たっていたので昨日は一日中祭りの引き回し。御神輿にご遷座されるところから、また、元のお宮にお戻りになるところまで一日じっくりと伝統民俗に付き合った。これまでこうしたものを少しばかり勉強していたのだが、いざその場に臨すると、これはもう大した感動だ。ひとつひとつを記すのは、どうも憚られるのでここでは書かないが、習俗が伝わるというのは意志であるとはっきり確信できた。
御神輿を一日引き回すが、太鼓の役を仰せつかる。最初、オフビートでたたくので笑われていたのだが、そのうちに何となく拍子が合ってきた。一度も聞いたことがなかったわりには何とかこなせたのだろう。
他の土地からやってきた隣のご主人が「やっと、この土地の人になれたような気がする」と話されて、何だかそれにもじんとくる。ボクだってそうなんだから、思いはひとしおであろうか。
今日になって、どこが痛いとか辛いとかいうわけではないが、重い。職場の階段を上れないのだ。この重みをまた秋にも体験できる。
昔みたいに子どもたちにも引かせてやるといいのになあ。いい親父たちがキャラメル食べている姿も素敵なのだが。キャラメルがグリコで「あと3粒も食べれば宮まで帰れる」なんて話しているのが、お茶目だった。