キムタク

おい、ヨーロッパCLに続いて、モナコもかよ。
ジャニ支配も大概にして欲しいものだ。
この男、にわか仕込みのマニア風を装うのがうまいらしく、それなりに話すのだが、全体を浅薄で品のないものに感じさせてしまうようだ。
あー、今マッチとキムタクとモナコである。勘弁してくれよ。塩原の無駄な前説に辟易しているだけでもたまらないのに。
F1なんてただクルマが走っているだけでいいんだ。
と言いながら、一部でぼろぼろに言われた古館の実況は好きであった。彼はその空間の佇まいをどこか違うものと結び付けて、こちらの感性を奇妙に押し広げてしまうのだ。塩原のは、NHKの昼のラジオの農林水産通信員の投稿並みである。要らない。時間つぶしにもならない。
キムタクの感動は、フライフィッシングでも魚がかかるんだ、テレマークスキーでも滑れるんだといったレベルの大感動で、メディアにのせるだけ野暮である。ときどき、プロレスは八百長であるという罪悪論、魚を釣るなら餌で釣ってやりたいという思いやり論、テレマークの逆足がわからん論並みにわかりやすく、もう反論も面倒になる問いについてくどくど時間を費やされるのと同じ煩わしさを感じる。
せっかくのモナコなのに。石橋の女房あたりはなかなか似合っていたんだが。