姫川温泉

平成7年の豪雨で流出。いくつかの旅館ホテルが閉じるなか、孤軍奮闘しているホテル国富へ。すぐ脇を大糸線が走り、また、復興記念公園も整備されている。公園に向かうには大糸線の下を通る地下道がある。この地下道には糸魚川の子どもたちが作った魚のレリーフがある。ボクらには山深いところに思えても、糸魚川は海に臨した魚の町なのだ。
入浴料は1000円と少々高め。糸魚川は休日だけ高かったりする場所もあって、このくらいかというところでもある。
お湯は、ナトリウムカルシウム炭酸水素塩泉。このあたりでは最も一般的な泉質。少し鉄分が多いのか、わずかに白濁し、また、湯船には錆色が付いている。湯船は2つに仕切られて、大きい方は少しぬるめ。小さい方が少々熱め。といっても、40度ちょっと。源泉42度ほどのかけ流しのゆえに、それほど温度は高くない。うまくできていて、ただ流れ込んでいるだけなのにはっきりと温度の差があるのは、調子のいいものだ。
露天はぬるめ。いつまでもゆっくり入っていられそう。ここで夜の星を眺めるのもよさそうだ。
露天の家族風呂がある。
湯上がりに地元名物の蒲鉾を炭焼きでいただいた。
ホテル國富翠泉閣