富山サンダーバーズ

首位攻防が激しさを増すBCリーグの観戦。心配された台風の影響も軽微で、のんびり夏らしいナイトゲームを楽しむ。今日の対戦は、ダントツの最下位、新潟アルビレックスである。アルビレックスがこのリーグの中心のはずなのだが、勝率2割をうろうろする展開。ホームゲームは売り子といい、盛り上げといい、さすがにJ最高の動員を誇るチームの感じがよく出ているのだが、こちらにくるとただの弱いチーム。それでも、帽子は欲しいなあなどと眺めていた。
MIKITO PROJECT*1というのがあって、BCリーグ全体で応援しているのだが、そのバンドを買ってきて欲しいと長男に言われ、それもあっての観戦。
開幕から見ているけれど、スタンドもどんどんよくなって、熱心な声援も飛ぶようになり、レプリカユニフォームも随分増えてきた。何よりもプレイの質が上がってきて、ホームランも出るし、ダブルプレーもちゃんと取れるし、何よりピッチャーがアウトローに決められるようになっている。ただ、相変わらず課題は試合時間で、この日も平気で3時間を超えた。
どうしてもレベルの関係からビッグイニングが多くなるので、その分時間を食うし、基本球数が多い。投手のテンポもそれほどよくない。野球のレベルはやはり投手と言うことか。自信もって使える球種が乏しいためにどうしてもボールが多くなる。何とか、2時間40分。18時開始で、9時には帰宅という流れは欲しい。
試合はサンダーバーズが大勝ち。思い切り走るベースランニングが印象的だ。単純なことだが、地元の少年たちがやっているボールボーイ、バットボーイも全速力で走っている。大切なことだが、教えられなくてはやらないことでもある。多くの指導者はそのことをしっかりと感じるべきだろう。もうひとつ、グラウンド整備は選手が出てくる。これも大切なこと。自分のフィールド、エリアをしっかりと自分で確かめる意味もあるのだろう。
いろいろ考えさせられる。
富山サンダーバーズベースボールクラブ
新潟アルビレックスBC

*1:プロ野球に憧れ、新潟県糸魚川市で少年野球をやっていた子どもが球場で突然死。その子の夢を受け継ぎ、広げる形で生まれたBCリーグが4チーム共同で行うキャンペーン。募金によって得られた資金でAEDを各地の施設に寄付しようというもの。少年の名前をとって、そのプロジェクトの冠にした