営火長

この間、生まれて初めて営火長ってのをやった。
決まり文句は面白くないので、少しアレンジした。
臆面もなく、同じ言葉を繰り返せないのだと観念した。

君に伝えるのは友情の火です。

言い方を少しいじるだけで、夜の空気の響きが変わった。
やがて、右側だけが欠けた満月が現れた。