印刷屋は違うなあ

ずっと以前は少々自分でもチラシなんかを作っていたが、前の前の職場で本当にちゃんとデザインしたりする人、そういう人たちのなかでも素晴らしい仕事をする人たちとお付き合いをしたら、もうボクのレベルなんて学園祭だと気付いた。
で、最近はアイデアだけ出して実際の仕事はそういう技術と感性を持っている人に委ねている。そうするとけっこううまくいくものなのだ。
この間まで大人向けのチラシを作っていたんだけど、今は小学生向けのカードを作っている。このカードでは、大きさをどうするかに自分なりの解釈を加えた。ポケモンなどのカードと同じ大きさにすることにしたんだ。名刺の方がコストを下げられるのだが、子どもに馴染みの大きさはポケモンなどのカードだ。何ていうのか知らないけれど。
印刷屋と話していて、こういう規格はどうやってできたんだろうって考えた。もしかしたら仮面ライダースナックだったか。箱買いしてカードだけ抜き取って捨てる輩が社会問題になったが、その箱に詰め込まれたスナックをもらって空き地で食べていた。実は、ボクが大好きなはね鯛というお菓子と同じ味だったのだ。そのはね鯛も、以前は無印良品で売っていたのだが、今はきっとあの甘みが毒だったのだろう。売らなくなった。あの企画は栗本慎一郎だったらしい。
カードの出来映えは少々楽しみである。
そういういい加減なスケッチが形になってくるのもいいおもしろさで、すっかり仕事ではディレクターからプロデューサーに転じていると感じている。