2007-12-03 伝説はこれからだ プロレス 録画だが、正座をして観た。いや、決めていたわけではない。そのような所作になったのだ。 少し精悍さ、いや、やつれたのは事実だろう、わずかに姿を変えた小橋がそこにある。姿など取るに足りない変化であると、じきに気づいた。態度である。何ものかに向き合い立ち上がる姿に、ボクはもう涙を止めることをやめた。 人はこうまでひたむきに強くなれるのか。 12月2日、後世にこの日が残るとすれば、武道館伝説が始まった日としてでなくてはならない。 つくづく、その瞬間に、ボクは野球を語っていたかと思うと口惜しい。