はくのり

彼女、長男、二男、そして、姪を連れてはくのりへ。
ボクと長男はテレマーク。二男はアルペン。彼女と姪は、そり。
午前券で適当に滑り、道の駅おたりで飯を食べて帰ってきた。
よい天気で空いていて、初滑りには好適であった。
長男は、久しぶりのスキーに加え、テレマークで難渋。もう少し、山回り、谷回りなどやっていかないと安定しないな。途中、ボクの細革と交換したら、リフトから降りるときでさえ危なかった。
「こんなに不安定なの」
「はい、そうです。ゆえに、テレマークポジションをとるわけです」
やはり、革靴は偉大である。スキーに乗るとはどういうことかをちゃんと教えてくれる。
視覚障害のある方がガイドといっしょにスキーをしておられた。素晴らしいことで、ボクは涙があふれてきた。スキーがそういうスポーツであることを祖父の名にかけて誇りに思う。ああいうボランティアなら、ボクにも役に立てそうだと思った。