万年筆の勉強
長男の万年筆の購入のため、いくつか勉強したのでまとめておこう。
- ペン先の金、銀は素材に関係ない。金=金、銀=ステンレスというわけではない。長男のクロスは18Kだが、銀色である。
- 中字はアルファベットに向いている中字で、漢字だと少し太め。中細くらいがレギュラー。
- コンバーターでインクを注入して使う方が万年筆らしく、また、カートリッジではなかなか清掃の機会がないが、インク注入だと適当に掃除の機会にもなる。また、基本的にどの社のインクも使えるが、使用保証できないとも言われたりする。カートリッジはインク瓶の約4倍のコスト。
- しばらく使っていないものでも基本構造は単純なので、要はインクが流れればいい。水で溶けるので定期的に清掃するとよい。
- 黒、ブルーブラックは、粒子が少し荒いので、定期的に掃除するといい。
- セーラーの「極黒」は微粒子の黒というので評判。
- 本当のブルーブラックは、紙と反応して青いインクが黒く定着していく。そのため、以前は公文書で多く用いられた。現在、ほとんどのメーカーのブルーブラックは、染料で単にそういう色を出しているだけ。
- 藤沢周平は、パーカーの中細を愛用。インクはブルーブラック。ボクと同じだ。よいぞ。
いずれにせよ、メンテナンスが必要な道具はよいものだ。