グラウジーズ大敗

地元で開催されるのはいいとして、グラウジーズの戦いぶりが気になった。
センタープレーヤーを欠き、外国人も調子が上がらなかったり、怪我をしていたり。チームの戦術を組むにもどういう手が使えるのか、素人目にも辛そうである。結局、ゴール下でのプレーは望むべくもなく、遠いところからの得点に頼るより他にない。しかし、それも精度が低く、リバウンドももっていかれて、ゴール下のガードが甘くなっているところを入れられる、あるいは、ファウルしてしまう。そのフリースローを相当な確率で入れられて、グラウジーズはファウルをもらってもフリースローを外しまくる。これでは、ゲームにならない。
しかし、プロリーグである。勝敗以外にも見所はあるはずだ。華麗なプレー、プロらしいプレー、そういうものが引きつけてやまないファクターのはずだが、そうした部分のパフォーマンスも相手チームまで連動して萎えている。
地元だから応援するなどという姿勢は長続きしない。地域文化になるには、こういうチームでこういう戦いをするのだ、このチームはこうなのだという勝敗とは少し離れた部分のコンセプトがはっきり見えなくてはならないのだろう。同じように地域スポーツのプロチームであるサンダーバーズがきつい場面でのエラーで届かない一流の壁を見せつけ、どこか観客に独立リーグを感じさせて止まないものがあったけれど、トップリーグのはずのbjであんな戦い方をしていたのでは先が見えない。
まだまだ人が集まってくれる間に手を打たないと、廃れゆくスキー場みたいになってしまう。客がきているのはどんな理由なのかをはっきりと自覚して、今後どういう客を呼びたいのかについてはっきりとした議論とコンセプトを打ち出す必要を感じた。
明日も開催だが、ボクでさえ足が向かなくなっている。