何とか焼酎程度で終了

プレゼンテーションのシート40枚を10分ちょっとで報告。
無論、シートを読んだりはしない。シートの基調を支えることばを継ぎ足し、シートそのものは読んでもらうのである。この報告はデータではなく、まさしく事業の空気を語るものだ。
ただ、それだけではやはり概要が見えないので、総覧するペーパーを1枚用意した。
また、ことば足らずも、どこかで妙に重みがかかるのも嫌なので、久しぶりに発表用のノートを書き込んだ。ここでは話し言葉にする。たったそれだけのことなんだが、その切り替えが苦手な人も多い。
終了後、100人を超える参加者からは内容よりもしゃべり方に話題が偏る。
また、やってしまった。
いつだってこんな調子である。
しゃべりが得意だとは思っていないが、苦手意識も確かに、ない。その場所の緊張感に沿って発声を変えるくらいはとりあえず仕事の能力のうちだろう。
だが、それだけだ。
相変わらず、細部の詰めが甘い。
濃い口の焼酎だが、所詮モルトになるほど芳醇ではない。数回味わえば飽きてしまう。
報告を一覧できるペーパーの方は某方面で評判がよかった。本省にはこういうものが適当である。くすぐりである。総括に利用できることばをおいしく散らしている。と、普通は思えないが、蛇の道は蛇。
こんなもんだな。やっつけ仕事は。
疲れた。
参加者に山川野遊び仲間がいるんだけど、この手の会合でしか会わない。山歩きもスキーもしていないものなあ。