高波被害

昨日の高波で大きな被害が出た。高波と書いているが、津波が24時間単位で押し寄せているようなものだ。見たことのない人にはその感覚がわかるまい。消波ブロックが平気でなくなるのだから。いくつかの現場に遭遇したり、話を聞いたが、入善町の被災現場では、あのスマトラの大津波のように道路を波が走り人や車が流されたらしい。
気になっていたら知り合いのご家族も、やはり被災されていた。少し内陸の公民館に避難生活をされているらしい。よく憶えていなかったが、昭和45年にも高波被害があって、以後対策が取られたとのこと。昭和44年には黒部川の氾濫があり、やはり、同じ地区が水害を蒙っている。その翌年に海からだったので、実につらく惨めな思いがあっただろう。
今回の災害で、ちょっと気になっているのは、ボクのように少しだけ内陸、といってもたかだか1キロメートルくらいの範囲で暮らしているものには切迫感がなかったこと。防災ラジオの役割を果たすコミュニティラジオやケーブルテレビはどんな役割を果たしていたのだろうか。後検証になるが、少し聞き耳を立てておきたい。