甲子園で打ちたかった、だとお

金本が結局甲子園で2000本安打を打てず、横浜という間抜けな場所で打ってしまった。19打席もヒットがでなかったのは、東京ドームで残り1安打で迎えた最終打席に原因がある。あの打席、金本は確実に、確信をもっていうが、打つ気がなかった。全イニング出場にこだわっていなければ、あと1本で退いたところだろうが、それもできず、わざと空振りすることすら避け、見逃しの三振。そのうえ、最初のきわどいところの見逃しがボールで、次の絶好球を見逃す。野球選手はそのくらいの小さなことでも何かが狂ってしまうものらしい。全イニングに出場するという決意は、すべてのプレーに手を抜かずに立ち向かう覚悟故尊敬を集める。それができなかった金本の作為的な見逃し三振と、甲子園で、などというちょろい感情に不快感甚だしい。それが、プロ野球への関心を削いでいる元凶だ。
朝日新聞は「心配りの人」と書いている。裏方への心配りよりも、野球ファンへの心配りを優先しろ。
がっかりである。