ニレ池

47で歩こうかと思っていってみたら、BMWの、しかも、バイクのイベント。高級感のあるBMWが降るラインナップで揃い、試乗だのレースだのとにぎやか。やってくる人たちもほぼBMWで、100台のロットであちら、こちらと並び、次々に会場に入ってくる。BMWでないのは、牛乳配達のヤマハメイトだけだった。あんまりにぎやかなので、やっぱりニレ池に行くことにした。
ニレ池もちらほらと人。ルアーの人が多いなあ。フライにすれば簡単なのにと思いつつ、そこそこ釣り場は残っているので、90分券を購入。釣れてますよのことばに、流れ込みのところに入る。ここはいつもルアーの人が流れにルアーを漂わせているのでそれなりに釣れるらしい。
ニレ池はルアーでは少々シビアだと言われている。実は、ルアーの方がエントリーに近い人が多いため、ただ投げて引いていればいいんだろうと思っていていたぶられる例も少なくない。そのうえ、養魚池なのでベイトフィッシュが豊富なわけでもないから、反射的に食わせるか、敵対させるかの方法が考えられるが、幅がそれほど取れないことにも関係あるかもしれない。
一方フライは楽チンだ。漂わせておけば、ふだん食っているものに近いのだから、条件さえ整えば平気で食べる。今日はどうやらそういう日らしい。見ていた彼女が気の毒というくらいにいい加減なキャストとフライに食いつく。そして、それなりに走るし、抵抗もするし、フライも壊す。よい「社員」とスタッフの弁である。
実際、何でもよかった。池の縁際で落ちてくるえさを待っている奴はもう本当になんでも食う。いつもは、そういうのはブラウンが多いが、今日はニジマスも少なくないし、型も出る。#16で少し浮かせれば何でも食う。ただし、少し沈んでしまうと途端に反応は落ちて、回遊する連中がくわえるのをまつだけになる。着水から数秒で出るのだから、手返しさえ早ければ1分1尾以上。でも、のんびりと投げては寄せるを繰り返す。
桟橋に移動してみる。違うやり方もしておかないと。
こちらも基本は同じ。テレストリアルを少しフロートを高めにしてしまえばいくらでも食う。本当は沈めて大きいのを釣ろうと思ったら、エッグも、シンカーもなく、今日はドライで通すことにした。#10のアカマダラでも釣れた。隣で釣っていた人は延々とそんな大きさでやっている。うまくくわえてもらえないのだが、どういう意図なんだろう。この人なかなかしたたかで、ボクがかけるとボクのかけた場所にしっかりロングキャストしてくる。おかげで、ボクの目の前5メートルくらいに白くてとっても大きな*1のがあって、ボクはそれを避けるようにちょっと横に投げてかけている。ボクはというと、どこにでも魚はいるからどこでもいいんだけど。
桟橋の先端で、流れの真ん中でライズするマスを狙う。#18グリフィスナットを流すと、じっとみたままでくわえない。10センチで引き返す。じゃあ、そうかなと思うから、アントにしてみると、すぐにかかる。あまりに手早く小さいのがかかるので、大きいのを探して鼻先をかすめる釣り。まだ、50センチ級はかけていない。時計を見ると残り10分。ここから手返しの激しい釣りで、何とかストップフィッシングの前に50センチに近いものをかけようとするが、小さいのがどんどんかかる。小さいといっても尺上。1分に2尾に近いペースで鬼のように釣る。が、やはり、大きいものを釣るには午後3時30分は日が高い。ドライでは無理みたいだな。
90分でもかなりの数をかけた。
やっぱり正当なキャスティングの人が多い中で、トリックなのか、下手なのか、さまざまなループを描くキャスティングでとにかく釣りまくった珍しい釣りでした。
白馬も30度超え。暑い。珍しく、汗まみれ。

*1:あとから見たら道路からでも見えた