火事

午後10時、サイレンに家を出ると目の前が火事。
ご近所の2軒が全焼。小さい頃から親しくしていただいていた家だけに心痛。
こういうときに何もできない。
最初に町内会長宅まで走って火事を知らせ、そのまま火元を離れて何かをする以外にやれることがなかった。
隣の簡易水道の水源を使おうと考えたが、そのドアに鍵がかかり、ドアを壊せと消防団に叫ぶことくらい。狭い路地につっこんでくるクルマ、野次馬を整理することくらい。度胸がないんだな。行ってみると、ご町内の家に火の粉がかぶり、それを水道の水をかけて防いでいた人たちがいる。火の近くに行こうともできない自分が情けない。
時計が午前になったが、まだ煙は累々と上がっている。鎮火宣言までまだ時間がかかりそうだ。