やっぱり

イチローのヒットはすごい。2球目、しかも、相手の得意球が少しだけ、それも緊張もあるのか、ほんの少しだけ甘くなったのをきれいにライト前へ。そこからはすばらしい。立ち直る機会を与えないままたたきこんでいった。侍ジャパンの1、2、3番はこのような抜刀隊なのだと理解させられた。これで、このゲーム、韓国に近づける隙もないまま、次回の対戦のトラウマにすらなり始めるのだろうと思わせたが、松坂である。全くふがいない。
昨年の日本シリーズで形が出てこなかったおかわりくんにホームランを打たれた。第4戦かな。そこまで完全に抑え込みシリーズの趨勢は確実にジャイアンツに傾いていたのに、その一発で息を吹き返し、結局、ライオンズにもっていかれている。今回も、韓国とは何度もやらなくてはならないのだ。1回の裏に24球である。松坂の投球はそういうスタイルだとはいえ、あまりに不安定。もともと、大量点につきあう傾向のある投手なのだが、そろそろ大人になってほしい。こと投手陣については、すでに松坂世代の終焉が見えてきた。
イチローのすごさは、第2打席のバントである。あれで、韓国が完全に浮き上がった。かさにかかったときのやり口は、相変わらずすごい。何打数何安打というものの見方ではなく、勝負の流れを作れるプレーに、ボクらは興奮させられるのだ。