キムタク

天井に当たった球がフェアグラウンドに落ちるというラッキーなヒットで9回に追いついたジャイアンツ。
延長で3人目のキャッチャー加藤が頭部に死球を受け退場。そのため、キムタクがマスクをかぶった。いざとなればやれると言われて日本代表にも何度か選ばれている木村だが、実際にかぶるとなるとそれは大変。ランナーを出しながらも、無得点に抑えてベンチは大盛り上がり。
ゲームは引き分けだったけれど、ビハインドでも山口、越智を投入していったジャイアンツの気迫勝ちというか、もう終盤の総力戦の決意をはっきりと示した区切りとなった。
おもしろい選手は必要だ。ベンチに戻ると、原の大喜びと、西山のにこにこ顔が迎えていた。特に、西山は何だかうれしくって仕方がないようだった。
ジャイアンツは漁るように各チームの中心選手を引き抜く印象があるんだが、こういう選手やコーチのスカウティングも巧みなんだ。そういうのをチーム力って呼んでもいいんだろう。
黄金期にある。そう言い切るには、エースが必要だけど。
だけど、おかしいんだ。
このエントリー書いた時点でボクはすっかりとゲームが終わった気がしていて、途中報道ステーションで12回表攻撃中なんて言っているのを、もう終わっているのに何を言っているんだとか思いながらチャンネルを変えて、今、彼女が結局引き分けなどと言っているのに、G+の録画再生だとか言っていた。いや、確かに、結局12回引き分けという声を聞いたんだ。それでうつらうつらしていながらも目を覚まして、終わったと思ってムービープラスに変えたんだから。
でも、総合的に判断すると、そんなわけはない。キムタクがマスクをかぶっていたのはリアルタイムで見ていたらしい。予知夢のようなものか。全く完全に疑う余地もなく12回引き分けで終了と思い込んでいた数分前のボクがいる。
よほど、疲れていて、時間の把握すらおかしくなっているのかもしれない。