ニレ池

親戚の葬儀にきていた長男が帰るというので、どうせだから白馬で釣りでもしてそのままバスで帰ったらどうだろうとなった。
長男がフライロッドを振るのはたぶん10年ぶりくらい。釣ったことはない。
白馬バスセンターでチケットをおさえる。林檎舎でおしぼりを食べるが、以前のような辛味はなかった。ジューサーの音が聞こえたので、きっとそのあたりにも何かあるのだろう。
ニレ池は常套の岸際から。サンプルの一投目でいきなりかかる。大きいのがかかりすぎて気を抜いて切られてしまう。長男にスイッチ。最初少しもたついていたが、直になれ始める。キャスティングはうまい。静かでトルクのあるループを描く。こういうのはセンスだな。焦っている感じが見えないのは人柄だろう。ボクとは少々違うようだ。
基本、チェルノブイリアント。プードルやグリフィスナットも使ってみる。全体に活性が低いが、まあ、どうということはないくらいに釣れる。すごい釣り場だな、ここは。よく引くし、何よりも偶然の釣果は、ない。必然的にかかることのおもしろさを満喫できる。
ランディングなどを手伝っていたが、そのうち完全に自力でできるようになり、桟橋へ移動。時間帯が渋いのでなかなか食いがたたなかったが、やがて午後2時を過ぎると連発も出てきた。
すっかり、フライマンである。

若いうちからこんな遊び覚えちゃだめだな。
何となく、ソフトハックルを引いて遊んでみた。なるほど、こうやって釣れるのか。オレンジ&パートリッジが当たり。おもしろいけれど、ドライの方がいいや。
そういや最近、ニレ池で沈めたことがない。上達したのかもしれないな。
今日、がんばってくれた魚代表。

午後3時30分に終了。バスセンター前の足湯に浸かり、彼は新宿へ。約4時間半だそうだ。黒部からだと7時間かかるので、けっこう近いのかもしれない。