リバーリトリート雅楽倶

昨晩から雅楽倶に行ってきた。
ちょうどその前日まで食中毒のお客さんを出したというので営業停止になっていたらしい。もっとも、そういう子細は構わず予定がそのまま進行した。
もとより宴会は苦手である。騒がしい中でのおしゃべりは反動が多い。別の業種の人と話をするのは大好きだ。通常ではうかがい知れないいろいろなことが聞き出せる。インタビューのようなものだ。だから、町内とか、息子たちの関係の飲み会は嫌いじゃない。人というのはエキサイティングなものだと感心する。
雅楽倶は、県内では最も有名なリゾート感覚に溢れた高級ホテル。建築と料理に、そして、数々のアメニティにお金がかけられている。これで数度目なのだが、新館ができてからは初めてだ。
新館の建築は、モダン建築のある先生がこしらえたもの。バウハウスの流れをくんでいるようにも思えた。落ち着いて、しっとりとした、どこか清冽さを感じさせる内装は、外の冬景色と相まって空気を凛と引き立たせてくれる。
今朝になって、早朝にお風呂に入り、それから朝食後図書室で本を読んだ。ここが素晴らしい。いいテーブルと、最高の椅子。光の加減も実に具合がよくって、宮崎駿のインタビューなんかを読んでいた。もっていった大塚英志の本も少しだけ読んだ。
ぼんやり、何もしないという贅沢をあたえてくれはするのだけれど、それなら他にも過ごしようがあるのかなと考えている。
お風呂は、ナトリウム塩化物泉。加水、沸かし湯だが、温度が低い。ここの風呂は冷めると評判だというのも、何だか少しちぐはぐな感じがした。