境鉱泉

お風呂場の工事が1日で終わった。すっかりきれいになったが、コーキングが乾くまで使えないとのこと。
それで、境鉱泉へ。
つげ義春の温泉」(マガジンハウス)はなかなかお気に入りの本で、ボクはこの本をもとに各地の温泉を「つげ度」5段階で評価しているのだが、それによれば、3から4の評価は十分に値する境鉱泉である。

つげ義春の温泉

つげ義春の温泉

その本のなかで、つげは鉱泉のよさについて書いており、絶望的な鉱泉の安っぽい部屋で大いにため息をつきたがっているのだが、その意味では、高評価できない。絶望的なところは少しもなく、居心地がよい。
以前は野上がりの湯で、関節痛や筋肉痛などに効能を感じるとの風評もあり、同時に皮膚の病にもよいというので、そういう感じの人もいるにはいた。それでも、どこか楽天的で前向きだったので、その分1点引いて、4点が妥当か。
お湯はとてもよい。温くて、しかも、いつまでも冷えない。全く、ボク向きである。何しろ、皮膚が薄いのか、ちょっとした熱さにも耐えられない。夕方食べたラーメンの影響で、コーヒーさえ舌に痛く感じるのだ。
このお湯なら、30分でも浸かっていられる。
太めの母を連れて行ったが、さらに巨大な人が入っていて、マクガイア・ブラザースやヘイスタック・カルホーン状態であった。いや、今なら浜デブか。