開会式なんかいかなくっていい

少年野球をやらせている母親同士の会話が聞こえてきた。
大会の開会式なんかあんなに遠くまでどうしてわざわざ行かなくちゃいけないのか。代表だけでいいだろう。
試合もしないのにくたびれるだけ。
こういう人たちがスポーツから誇りを奪っていくのだ。
所詮、自分の子どもが何本かヒットを打つことを望んでいる。
たまらないな。
板東英二が甲子園大会の開会式の入場行進が一番好きだと言っていた。ボクもその場の凛とした空気にスポーツを感じる。
日本の野球、いや、スポーツの不幸はこういう母親たちから始まっているのか。
サッカー見ました?と聞かれて、うちの子は野球をやっているのでサッカーには興味ないと答えている人もいる。「野球をやっているので」ってのはサッカーを見ない理由にはならんと思うがどうだろう。うちの子はサツマイモのが好きなので、ジャガイモは嫌いです。ほら、おかしいでしょ。うちの子はさっぱりしたものが好きなので、汗臭いサッカーは嫌いです、の方がまだ論理的。
聞こえていると腹が立ってくるので、今度は耳にふたをしておこう。ふたなんかないけど、小さい子に「耳にふた、口にチャック」っていうよね。「チャック」って、伝わらないと思いますが。