小沢支持

数ヶ月前、金の問題に不透明、いや明らかに関係者に違法行為があって、そういうことが国民の信頼を得られなくなったと退任した某党幹事長を、参議院選挙の結果云々で来月に実施される党代表選挙への出馬を支持すると臆面もなく表現できる政治家というのはどうしたものだろう。
選挙は、民主主義の最も重要な手続きで、主権者たる国民は選挙によって自身の意志を国のあり方に反映できる機会となっている。その選挙での集票に大きな力を持っているからと、金や利権などにかかわる疑惑をたびたび指摘されながらいつまでも権力の中心にあり、また政党などの集合離散の真ん中にいる人物が政治家として影響力を保ち続けているのはどうしたものだろう。
選挙に強いことと、民意を反映することが違うことだと感じてしまうことすらある。それは、民主主義の崩壊ですらある。
9月は、いわば、民主主義の踏み絵になるのかも知れないとさえ、緊迫感をもって感じている。