マウントアダプター

FDレンズをマイクロフォーサーズに取り付けたくて、マウントアダプターを探している。安いものもあるようで、3000円台のを見つけた。15000円くらいが相場なので、さてどうしたものかと迷っている。精度に難があるらしく、フランジバックを多少甘めに作ってしまうらしい。
フランジバックというのはなかなか厄介なモノだそうで、そこらがきちっとしているとカメラとしてもずいぶん違うらしいのだ。初期のライカは1台ずつ調整したものだそうで、レンズを換えると何だか少々おかしいと感じたりするらしい。それもまた、味わいだと言えるほどに、機械としての色気がある。
マイクロフォーザーズのレンズをみていると、FD50/1.4なんかの一体何分の一だろうと思わせる。それでも遜色ないというのだが、遜色ないだけで同じではない。俄然、アダプターが欲しくなる。
とはいえ、自宅には、Fマウントのマニュアルニコンに、FD、それにOMズイコーも2本ある。Fマウントが一番多くて、何だかわからないものも含めると、10本近くあるのかな。使いたいとなると、そう多くはないけれど。FDでは、FD24/2.8が使えるといいなあ。山で使うために買ったが、少々ピンが甘い。絞りが緩い感じがするが、それは広角が上手に使い切れていないせいだろう。それと、OM50/1.8。オリンパスにはオリンパスかなと思うのは、あの独特のブルーが出てこないかなと思っている。
写真は触感と色気である。そういうのが醸し出されて、せつないものが撮れれば、シャッター切れただけで満足。