いわ井戸温泉

朝方、激しく雨。
次第に晴れてきたので、午後から氷見まで出向く。先週観た石田ゆり子の映画の舞台を眺めてこようという目論見。本当は上越の方に行くつもりでいたのに、お昼頃に地震があって少々気にしてしまった。
氷見の海岸は穏やかすぎて驚く。うちの方は外海なので、こんなに海から近くで暮らしていけるというのが信じられない。風も穏やかで、波は、ボクからすれば、ないに等しい。リアス式の海岸というのはこんな感じなのだろう。これは、数メートルの津波でもひとたまりもない。心配だろうなあ。
氷見の温泉というのは、昭和61年に、岩井戸温泉が掘削されてからずいぶんと広がったと聞いている。氷見グランドホテルマイアミなんてのは、まあ、聞いただけでちょっと萎えてしまう名前なのだが、何かいわれがあるんだろう。名前とは裏腹にけっこうな温泉だと聞いている。
宇波の海岸近くにあって、立ち寄り湯と書かれていたので入ってみると、実は本館ではなく、ちょっと小高いところに露天風呂と書かれた小屋があり、そこにかけ流しのお風呂がある。
案外湯量もたっぷりで、湯温もいい。引き締まるような感じで、塩辛いお湯がなみなみと石造りの池に溢れている感じだ。なかなか気持ちがいい。
源泉名は、いわ井戸温泉となっていた。夢にお告げがあって、昭和61年に掘り当てたとのこと。
氷見漁港の方から島尾海岸に移動すると、映画で見覚えのある場所が何カ所も。宇奈月温泉でもロケがあった。石田ゆり子の画像を見せてもらった。せつない映画だったが、はかなく愛らしく、素晴らしい演技だった。