舟見山クロカン

久しぶりにクロカンを持ち出して、舟見山へ。
板はくろかんにw、ロッテフェラーの3ピンテレマーク。これに、今日はクリスピーの革靴。去年靴底を張り直したので、こういうときには、クロカンでしっかりなれさせようということ。
彼女は、アゾロのモルゲダールという靴に、同様にテレマークビンディングをつけたクロカン板。
軽快でいいんだけど、雪は重い。それでも、こうやって歩く感じがいい。スキーって基本は、歩きだと思う。これかたシーズンに入りたいんだけど、なかなかうまくいかなかったな。
ふれあい温泉のすみっこにそっと車を止めて、林道の入り口まで歩く。ここからスキーを履けば良さそうだけど、実は途中に川があってとても渡りにくい。ここまで積雪があっても、つながっていなかった。水量が多いのだろう。あるいは、温泉の排水でも流れているのか。
すでに、どうやらスノーシュー先行者。スキー場にはいくつかのトラックも見える。かすかに、クロカンで登ったあとが残っていて、それを借用する。体が馴染むには少しかかる。
今回、彼女の板はビンディングを変えたばかりだし、靴も今日が最初ということもあって、スノーシューも担いでいく。MSRのライトニングアッセントだが、履くのも軽い感じがするが、こうやって担ぐとえらく軽い感じがする。問題が出れば、これに履き替える予定。どうやら大丈夫そう。
スパッツがすっかりダメになっている。コーティングが剥がれて、くずが付いて不愉快。大切に使ってきたが、まあ、仕方あるまい。僕のは、昭和57年に購入した。ナイロン製ということもあって、こっちはまだ使えそうだ。
林道を押し上げる。案外積雪量は驚くには至らない。そこかしこで倒木があり、今回の雪の重さを教えてくれる。ほぼ同時に登り始めたスノーシューのカメラの人は、スキー場を一気に上がっているので先行。時々、見上げるようにカメラを構えている。僕は、PENを車に忘れてしまった。そういうのを忘れているな。
山頂部には、お城の形をした博物館。山城があったのは確かだが、こんな天守閣みたいなものじゃあなかった。訳のわからない施設だが、すっかりお馴染みになってしまっている。どうしたものかな。
下りが怖いという彼女の要望に応えて、すぐに折り返す。雪が深く重いので、それほど速度もでないので、何とかゆっくりと下りることができた。
途中から谷江の堤に向かう。倒木が厄介だったが、何とかやり過ごし、一面ほっこりした雪に包まれた堤を横切る。ここから林道を進むが、重い足取りは、こんもりした雪のせいだ。もう少し軽いと気分がいいんだが。
林道を抜けて、舟川沿いに出ると田圃歩く。段差がクロカンには楽しい。
バーデン明日の駐車場の手前でフィニッシュ。そこへ知り合いの車が通りかかる。負釣山の様子を見に行っていたという。すっかり車が隠れるくらいの雪の上から話をする。結局、踏みあとがなく難儀が目に見えているので帰ってきたという。僕らの行程を話したら、面白そうに聞いてもらった。
山で知り合いに会うのはとてもうれしい。
駐車場に戻って、お風呂に入ろうと思ったが、ずいぶん混んでいて諦め、彼女の実家の雪かきに赴いた。お風呂もそこで頂戴して、夕飯をよばれてしまった。久しぶりにビールを飲む。たぶん、お正月以来。
いい一日を過ごした。