朝日新聞の書評

今日は知っている人の本も含めて欲しい物が頻出。
まずは、昨年、国立立山少年自然の家のプログラム企画運営委員をごいっしょした村上先生の本。

「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た

「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た

内田クレペリン嫌いとしてはぜひ読みたい。
この人は運転免許を持たないので、自転車や徒歩で野宿する、そういう人。この人にGPSを薦めた一人がボクです。こういう本も。
野宿完全マニュアル―究極のアウトドア案内 (三一新書)

野宿完全マニュアル―究極のアウトドア案内 (三一新書)

アウトドア道具考―バックパッキングの世界

アウトドア道具考―バックパッキングの世界

それから、森達也の本。この人のメディア論が一番好きだ。それは、作り手、つまり、伝えたいものを表現する立場の視点があるからだろう。辺見庸さんと同様の強烈なことばを感じる。オウムをメディアの立場から正当に評価できた数少ない一人で、しかも、現在、メディアは彼の批判を受け入れる場所をもてずに同じことを10年繰り返している。

ドキュメンタリーは嘘をつく

ドキュメンタリーは嘘をつく

次に、宗教の本。浄土真宗は、親鸞の独自性もあいまって、宗教として異質の場所にあり、それゆえ、哲学との親和性が高いと思っていた。

いきなりはじめる浄土真宗 (インターネット持仏堂 1)

いきなりはじめる浄土真宗 (インターネット持仏堂 1)

最後にジャズの本。
昔、行きつけのジャズ喫茶でディスクをかけてパーソネルを当てるという遊びをやっていた。ジャズの場合、曲がわかるだけではおもしろくない。テイクが問題で、誰が演奏しているかがまたとりわけて重要である。メインはわかるが、それ以外にだれがやっているのかを当てるのだ。そこまできちんと覚えられた名演奏は少ないが、聞き込んだ人はけっこうわかる。
そのときに、どう聞いても5つの音が出ているのに、出題者のマスターHさんが「カルテット」と口を滑らせた。既に、ドラムスとベースは当てていたので、あとはピアノとサックスだったが、それでサックスがローランド・カークとわかった。この人、2本の木管を一度に吹くのだ。また、サーキュレーションが巧みで、息を切らないで10分以上吹き続ける。そのローランド・カークの評伝。

ローランド・カーク伝

ローランド・カーク伝

渋沢達彦の本も紹介されているが、奥さんの本なので、ま、いいか。