手打ちの体験会

今回は珍しいタイプの講習会で、障害をもった親子の会の体験教室。彼女や仲間にも少しお手伝いをいただいてやってきた。
しゃべることは慣れているけれど、どこに焦点を当てて話せばいいのかがわからない。こどもだけ、親だけ、親子というものはあるけれど、障害の程度もさまざまでモチベーションもいろいろ。その中での体験会は、こちらこそいい体験をさせていただいた。
最近、定番となった方法を使うと、誰でも本格的なそば打ちの仕組みが理解でき、それでいて、本格的な感じにも仕上がる。例えば、水回しをポリ袋でやってしまえば簡単、みたいな、そばを打つ仕草や所作にある文化を捨象したやり方とは違う。ちゃんと水回しの基本を押さえ、江戸打ちをベースにしたやり方で戸隠流を含みつつ、100円ショップグッズをうまく使いながら、家庭の道具でもできるというものだ。職人技でも、また、簡易版でお茶を濁すことなく、必要な技術と知識は伝えつつ、それでいて、大袈裟ではない。いいやり方だな。
秘技でもなく、公開しているので、このページから。