中高年のスキー

一昨年だったか、テレマークスキーの大会でシニアクラスってのがあって、「へー、俺らもそろそろかな」なんて言っていたら、横にいたのりさんが「何言っているんだ、40歳以上だから既に新規の人からずいぶん上になったよ」と言われ笑っていた。
2007年問題とかいって、団塊の世代が定年を迎える時期が迫っていて、高度成長期の消費の担い手となった人々が中高年化して、産業の牽引役になるかどうかといった話がよく流れている。産業云々は横においておいても、中高年が元気な社会は悪くない。これで子どもも元気なら言うことないが。
朝日新聞の朝刊に、妙高池の平のスキー場のインストラクター高橋巌夫さん88歳が紹介されていた。スキーヤーでも驚くのに、イントラなわけで、頭が下がる。高齢者のスキーヤーといえば、三浦敬三さんが知られているが、80歳くらいなら実はいくらもいるらしい。
数年前、ARAIで革靴とカンダハーのおじいさんがいた。テレマークではなくアルペンスタイルで滑っておられたが、その立ち居振る舞いにボクはすっかりARAIが好きになってしまったものだ。
ボクが所属するクラブにも80歳のスキーヤーがおられてシニアの大会に出ておられる。全国2位とかいう実力。短いのが当たり前のカービングスキーで、そんな短いもの履けるかと190センチメートルのカービング(クナイスル)を使っておられる。その方とスキーに行ける機会がある。それも志賀高原。行ってこようか、ぜひにも。何かにふれねばなるまい。