スノーシュー研修会

体育指導委員という人たちがあって、このエリアの人たちの研修会ってことで誘われた。当初かんじきでということだったが、○山少年自然の家スノーシューが使えることになり、全員、スノーシューを履き、かんじきをもって活動。指導者研修会なので、どっかで体験してもらうことにしたのだ。
ルートは2週間前に踏査してある。少しそのときよりも雪が多い。昨日からの新雪も調子いい。朝から資料の手直しをして、午後からさっそくの講習会に備えた。一応基本的な知識を揃えて、出発。1時40分。
鹿島神社に参詣して、そのままふるさと歩道に入る。今回のスノーシュー山スキービンディングのようにプレートに足を固定するもの。これはいいようなのだが、足裏が曲がらないので、実はけっこうきつい。そのことは隠したまま歩く。どうして、この種類にしたんだろう。ほかにもいいものがあるのになあ。
地元の人が山の宮という奥の院から雪が増えてきた。眼下に海。飛べば海に落ちそうなくらいに近い。標高は約100mくらいの場所だから、そのままの高さということか。
植林帯に入ると傾斜がきつくなり、獣の足跡も増えてくる。樹林帯の急登を抜けると視界が開ける。段々畑のあとだが、日当たりもよく雪も十分。上ノ山の展望台まで自由に歩いてもらった。こういう場所を用意しておかないと下ばかりを見て歩いただけになってしまう。
展望台で休憩。かんじきを試すことにする。縛り方はいろいろあって、ひととおりやってみる。芦峅ばき、新芦峅ばき、そして、泊高校ばき。それぞれにいいところがあって、参加者はさすがに飲み込みがよく、さらに踵が上がりやすい方法を研究しておられる。風が出てきて体が冷え始めた。午後3時出発。本丸へのオプションは放棄。一旦下りのおもしろさを知ると登りは途端にきつく感じる。
下り斜面で走ってみる。これがスノーシューらしさ。軽快に走る。駐車場からは、林道のショートカット。急傾斜を駆け下る。これがまたおもしろさなのだが、こんなところとても下りられないと悲鳴が上がる。ところが、5mほど見本を見せると急に色めき立つ。やれそうだという空気が広がる。フォールラインに体を向けて足をたくさん動かせばいいのだ。新しいトラックをみんなが駆け抜けていく。
林道に入ってもモチベーションは落ちない。歩けそうな場所をショートカットしながら歩き、最後は林間を抜ける冒険。通れそうな場所を探して飛び、かがみ、滑る。スノーシューというよりも、雪の野遊びの楽しみ。
午後3時50分。予定通りに出発点に戻り、今回の研修終了。
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