またまたバッシング

東横インの社長の自宅が大きいとバッシングされている。いいじゃないかそんなの。奇妙なルサンチマンがあふれているらしく「勝ち組」「負け組」の文字が新聞にさえ踊らぬ日はない。フジマキとかいう人が「大損している人にはバッシングはない」とうまいこと言っている。やはり、歪んだルサンチマンのようだ。
金を持つことが悪徳なら、もともと財源などないのに浪費する政府や行政機関はどうなんだろう。
ボクが住んでいる県では、来年度予算編成で財源不足が270億に及ぶという。これまでは、預金にあたる基金を崩して凌いできたが、2年にわたる基金切り崩しでいよいよ底をついて、今度はその手は取れない。しかし、よくよく予算の基本事項を見ると、新幹線建設に大量の予算がつぎ込まれている。これがなければ、財源は十分に確保されているわけで、そのあたりの政策決定にミスはなかったのか、あるいは、評価を行わないのか。県民の一人でそこそこに興味はあるのだが、そのボクにも一向にわからない。
仮に新幹線の建設が予定されているよりも期間が延びてしまったとする。そこで追加投入される予算を、さて、今度はどうやって確保するのだろう。どうせ90パーセントできているものを放置するわけにはいかないと、さらに資金投入する気だろう。県債を立てるのだろうが、こちらもすでに1兆円になろうとしている。そういうあたりをちゃんと書いていくのが、公器の役割とも思うが、どうなんだろう。それとも、書けない理由でもあるのか、タブーなのか。