町内の祭礼

町内の役員を仰せつかっている。
今日は、祭礼で、春の場合には、町内1箇所に集まってお払いを受ける仕組み。その算段と差配が任されている。これまでも何度か参加してきたが、何がどうなっていたのやらはっきりとした記憶がない。そのうえ、ご町内のみなさんも心配らしくていろいろ電話がかかってくる。どうもこういう仕事にあたる年齢になったか。
お酒にビール、乾き菓子と蒲鉾、そして、沢庵を用意してつつがなく終えた。お払いを終えて車座で下された御神酒をいただいたが、町内には年輩者が多い。ボクより若いのはある夫婦が2組。
町の自治振興会の関係で、今度防災組織を立ち上げることになった。何かあったとき、こうした人たちの消息を確認するだけでも大切な役割がある。できれば避難、そして、救助まで行えるものならなおいい。そのため、町内全戸の把握が可能なリストなどを作成することにした。また、班ごとに防災リーダーを設け、そうし手続きのプロトコルを知っておく人を配置しておくような手だてを講じることにした。町の方にそうした防犯のパンフレットを要求し、場合によっては、町内での救命訓練をしたいと申し出たが、町はまだそこまではしなくてもいいとのことだったようだ。今日、みなさんの顔を見て、ボクらがしっかりしなくてはいけないとの思いをいよいよ強くした。ボクくらいまでなんだ、みなさんが顔を知っていてくださって、ボクもみなさんがわかるというのは。
こういうことをネタに町内会長宅にしばしば集まるようになった。そのことだけでもずいぶん変わった印象がある。今度は、町内の子どもたちのための活動を企画してそれに事掛けてボクらも遊ぼうじゃないかという話も出ている。
ボクはボクで町内会長の土地に住んでいるのだが、うちから50メートルくらいのところに町内会長の空き地がある。一部は畑になっているが、一部はそのまま未使用状態。ここに夏蕎麦を植えてみる手があると思っているのだが、さあて、どうだろう。みんなで開墾したいものだが。うちの町でも一番地価の高い場所に蕎麦を植える。なかなか乙な味わいがするようなんだが。