笑えるメール

うちの息子が行っている中学からメールがきた。県内で取り組まれている教育安全情報提供サービスのメール配信だ。子どもたちの危険情報を知らせているところが多いのだが、この中学では配布した「おたより」や学校行事の案内もやっている。
そのメールがとんとこないなと思っていたら、6月20日に久しぶりにやってきた。
1か月ぶりの教育安全メールです、と断って、1か月の暇について言い訳がある。
5月20日頃にメール専用パソコンが壊れて情報発信ができなかったが、新しいパソコンを購入したので再開するという内容。
2つの点でおかしいし、なかなか笑える。
そもそも、教育安全情報メールは自宅に連絡するまでの時間さえ惜しいために使われているサービスであるはず。なのに、その緊急のライフラインが1か月に渡って停止していたこと。放置できる程度のメディアだと考えているのなら、参加しているものの信頼感を委ねるに値するものなのかどうか。「お知らせ」を流しているうちに当初の危急の目的を喪失したのではないのか。
2つ目は、メール専用パソコンとは何ものかということだ。このシステムは少し知っているのだが、性格上あまりくわしくは書けない。だけど、確か専用メーラーを必要としないし、個別の機体を認識するプロセスをいくつか持っているが、それは管理者の方で変更手続きができ(ただし、ハードルは厳しい、と思う)、それも配信システムの運用性格上から極めて速やかに処理される。使えなくなったのなら、すぐに代替のパソコンで手続きをすすめるべきで、購入を待つというのはどうにも解せない。
いくつか運用上の誤解があるのではないかというのがおかしい点だし、そんなもの管理者に聞けばわかるだろうと笑えて、そのことをぬけぬけと言い訳がましく、そして、そういうパソコンしかあてがってくれない学校設置者への皮肉と考えたのか、メールに書き込むあたりなかなか間抜けさに笑えてしまうのだ。当事者は「したたか」と思っているんだろうなあ。