フライ12本

体調が何となく上向かない。手足の血行が良くない。リハビリめいた意図もあって、タイイングをすることにした。ニレ池で失ったミッジサイズの補充もあるけれど、これからシーズンオフ、これまでの釣りで蓄えたイマジネーションを形にする季節になる。
巻いたのは、まず、ミッジアダルト。ピーコッククイルにCDCのダウンウイング、それにブルーダンのハックルという最も基本的なパターン。#18はマイクロカディスのシルエットを意識する。#18、#20と3本ずつ。
それからプードル。専用のフックを持っていないのでプライヤーで曲げたが、下手すると折れてしまう。エントリーアングルが安定しないので、こういうやり方は好きじゃない。意図が意図として働きにくい状況は気持ち悪い。それでも、強引にピーコックを使ったパターンで3本。
TMC3761#12が3本だけ余っていたので、珍しくシンセでニンフを巻いた。伝統的なハーズイヤーのスタイルだが、ボディとソラックスで色を変え、ウイングケースは今や稀少になりつつある(といってもいくらでも売っているが)カセットテープにした。
合計12本。久しぶりだったので、手先がうまく動かない。手順を忘れているのですっきりとしたプロポーションに仕上がらない。
海フライもたまに巻いてみよう。あんまり、いいイメージがないんだよね。ルアーっぽくするくらいならルアーにするし。たまに海フライしていると、まるでチヌ釣りだなと思うことがある。そんなことをするくらいならチヌ釣りをすりゃいいんだけどと感じるのだ。フライでなければならない、フライでこそのアプローチが面白いのだが。