ウルトラQ

細切れに見ていて、やっと1巻終了。
「マンモスフラワー」は比較的いい出来だと記憶していた。1本のマンモスフラワーを駆除したものの、強硬な駆除が祟り、花粉が飛散させ、何本ものマンモスフラワーを増やし、いよいよ手が付けられなくなるという結末だったように記憶していたんだが、どうも違っていた。もうひとつの結末は、そこにあった球根がほかの場所になかったという保証はなく(存在証明よりも不在証明は難しい。いや、ウィトゲンシュタイン的に、<できない>)、その恐怖に怯えるというメタファーあふれるものだったとも記憶していたが、ボク自身の創作だったか。単純に駆除してめでたしめでたしだった。
時間を隔てて相まみえると別のカルチャーが発生しているんだろう。だから、同じ本でも、映画でも、何度でも読み飽きないし、見飽きない。最近のガキのように「攻略して、クリア」などというスタンプラリーみたいな顛末は遠慮したい。