大木金太郎

書き忘れていた。
10月26日死去。
猪木の「力道山門下生がどんどんいなくなっていく」のコメントがせつない。残された猪木の姿に哀愁が感じられた由を見た思いがする。
プロレスが八百長かどうかなどと、ある裁判の関係でYahoo!のアンケートなんかでも話題になっていたが、そもそも八百長は賭にまつわることだし、「プロレスってショーでしょう」なんて、今時「ショー」なんていうことばを使ってステレオタイプを連発する人々とは応酬する気もない。事前の打ち合わせがあろうがなかろうが、プロレスのリアリティはたじろがない。そのリアリティのひとつが、原爆頭突きであった。王貞治とリンクする姿は、どこか昭和の構造を引きずっていた。
合掌。
キム・ドクことタイガー戸口(これも、こと、だが)はどうしているだろう。