松坂、がっかりだよー

もめていた松坂の契約が相整い、今朝、記者会見。
どうも、いろいろあったらしく、松坂はすっかりほっとしてしまったのか、これまで幾多の「ことば」を展開し時代を象徴してきた彼には気の毒なくらいに、緊張感のない、だらしない会見となった。沸き立つことば、来るべきものを予感させるものが何一つなかった。
とりわけ、対戦したい相手として、イチローや松井の名前を挙げたが、はるかに太平洋を渡ってまで日本人とやりたいのか。メジャーリーガーの名前くらい出てこないのか。日本を訪れる外国人プレーヤーがリップサービスであっても、数人のスターの名前を挙げるのとは対照的だ。
ヤンキースを倒して世界一になるためにここにきた」とか、WBCのMVPなのだから、「今度はここで世界一になる」程度のことを話せないものか。疲れていた。そんな印象をもった。
たぶん、新聞は見出しに困る。向こうの新聞は、ちらっと画面に映ったものだけで判断すれば、けっこう物見高い見出しが踊っていた。伊良部みたいな感じの皮切りになってしまったようだ。
6年60億はすごそうだけど、松井秀喜の1年目もそう変わらない。驚くべきに値するが、空前絶後というわけではなさそうだ。
野茂の強烈な印象を超えられるかどうかが、まず、最初の段階かな。
しかし、扉を開ける瞬間は、はっきり「がっかりだよー」であった。