勝ち負け

仕事の上で勝ち負けなんて考えたことがなかったが、この頃の若い社員はそんなことでインセンティブを持つらしい。相対化された価値を嫌悪するボクらの世代と、価値が相対化の果てにコアを失って、一歩前に出ることの優越と、立ち後れたことへの焦りと情熱と転じる若い世代。でも、ちゃんとそういう連中に仕事をしてもらわなくてはならないんだよね、今の立場とすると。試合じゃなく、仕事。
このところは、どこまでユーザサイドに立てるかばかりを考えている。こちらの面子などどうだっていい。なじられてもののしられても、また、褒められ、おだてられてもスタンスを変えず、常にユーザサイドに立ち、向き合う。それは、お客様に阿り、媚びることではない。
戦うことでしか、そのようなスタイルを取ることでしか勝ち取れないものが多すぎるのか、若い連中は。格差社会の闇を見たように思えた。