中原中也

昨日ラジオでやっていた。中原中也生誕100年だそうだ。

眠ろうとして目をば閉じると
真っ暗なグランドの上に
その日昼にみた野球のナインの
ユニホームばかりほのかに白く

「夏の夜に覚めてみた夢」という詩の一節。
野球と使っているなあ。
中也も草野心平も小学校の教科書に出ているが、思うほどわかりやすくない。出ているだけ不幸とも言えるが、でていなければボクさえ読まなかったとも思える。
否、教科書に出ることが喜びとも限らない。権威筋に認められたとき、すでに退廃と堕落の影に勲章が光っている。