祭礼

秋の祭礼。今年は当番なので、御輿の巡幸に付き添い。
ボクはふれ太鼓の掛かり。
なかなかうまく打てない。
今までそんなつもりで聞いたことなどなかったから。
それだから、子どもたちが近寄ってきたら、思い切りかっこういいところを見せていた。
お囃子に合っている、いないなどいろいろ言われるのだが、そもそもお囃子がうまく聞こえない。テープなんだが、録音があまりよくないせいか。まあ、開き直って打っていた。
4時間、5時間打っていたかな。
止まっているときには打たなくてもいいとあとから言われた。
言わずもがな。
子どもたちが小さい頃、太鼓を頼りに御神輿を探した。その目印でいいじゃないか。
神事は相変わらず荘厳。かかりのなかには、何でああも頭を下げなくちゃならないのかと言う人もあったが、ボクはどうもそういうものに平伏してしまう傾向にある。自分の中の信じるもの、魂とでもいうのか、縁に依るのだ。