1点

勝つも負けるも1点。その1点が遠いからこそ勝利に価値がある。
改めてそう思った。
レッズの1点はあまりに遠かった。
ACL、リーグ戦、天皇杯、すべてを取りにいったレッズの無謀な、勇気ある、尊敬すべき挑戦は、残りクラブワールドカップだけになった。何とかACミランと戦える場所まで。
横浜FC死に花を咲かせた。
アントラーズは感激ではなく、感慨深い勝利となった。あの小笠原が神妙にインタビューに応え、本山がヤクルトの宮本のような表情と口調で笑う。これも悪くない。
赤の時代がくるといい。それでもよいと思った。