PLUTO
二十世紀少年がおいおいという結末に終わっただけに、期待はこのコミック。
なかなかよい展開。
一部ででていた浦沢にはストーリーテリングの能力が不足しているのではないかという疑念も、幸い手塚治虫の原作のおかげでよくしまっている。
毎回、巻末のあとがきが秀逸で、今回は村上知彦。これもよい出来。
ところで、手塚治虫の家がおばの家の近所にあって見に行ったことがある。石森章太郎の家の前には、仮面ライダーが立っていたので、きっと手塚治虫ならビッグXだろうと思っていた。アトムでは少々小さいのである。ここはビッグXがふさわしいと勝手に思っていたのだが、特に何か立っているというわけではなかった。その数年後、修学旅行の京都駅前で手塚治虫を目撃。こちらは、マンガ帽をかぶってそのままの人物であった。永井豪の家の前には、きっとマジンガーZがあるのだろうと友達と語り合っていたが、十兵衛やキューティーハニー、けっこう仮面であったらどうしようと赤面していた。案外ヒゲゴジラやキテレツくんだったかもしれない。
浦沢の家の前には、ともだちが似合うな。
- 作者: 浦沢直樹,手塚治虫,長崎尚志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/11/30
- メディア: コミック
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